上部障害クリア工法

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上部障害クリア工法とは

現在の都市において、老朽化した鉄道橋や道路橋などを改築する場合、その解体・撤去や機能の付加は極めて困難な状況下にあります。その大きな要因は、もともと解体を想定していない構造であること、急激な都市化による周辺施設の過密化、さまざまな経済活動への影響等によって、工事に厳しい制約条件が課せられるようになったからです。
橋梁や高圧電線など上部に障害物のある場合や、既存の建築物のさらにその下を開発する必要性のある場合など、厳しい空頭制限下で活躍するのが「上部障害クリア工法」です。徹底的に機械寸法を圧縮した低空頭専用機「クリアパイラー」とシステム化された機器を用いることで、圧入原理の優位性を損なうことなく空頭制限下で効率的な施工ができ、上部障害物を解体・撤去せず、構造物の再生、強化が可能です。

上部障害クリア工法

上部障害クリア工法の特長

空頭制限下で、卓越した圧入施工性能を発揮

機械寸法を徹底的に圧縮した吊込装置一体型のクリアパイラーにより、圧入の優位性を損なうことなく、空頭制限下でも効率的な圧入施工が可能です。

現況の都市機能を阻害することなく短工期での施工が可能

施工システムのコンパクト化により、上部構造物を撤去・復旧する必要がなく、複数機の導入による同時施工も可能で、飛躍的に工期を短縮できます。

高い経済効果と環境負荷の低減

仮設道路や仮設桟橋の設置など、仮設工事を必要としないため、最小の施工機械とシンプルな施工工程で大幅な工費の削減を実現します。また、静荷重圧入のため、騒音や振動などの公害も発生しません。

転倒の危険性がなく、高い安全性を実現

圧入機本体は完成杭をしっかりとつかむ機構のため、転倒の危険性はありません。

上部障害クリア工法は、国土交通省の新技術活用システム「NETIS」に登録され、従来技術より優れた工法であるとの活用効果評価を受けています。(登録番号 CB-060016-V)

上部障害クリア工法の優位性

上部障害クリア工法の優位性

従来工法では施工不可能な空頭制限下での施工を可能とし、
インフラ機能を維持しながらの再生・強化を実現

上部障害クリア工法は、橋梁下や高圧電線下などの従来機では施工困難な空頭制限下においても、低空頭専用機「クリアパイラー」を用いて鋼矢板や鋼管矢板などの圧入を可能にする工法です。

NETIS(国土交通省 新技術情報提供システム)登録番号:CB-060016-V

上部障害クリア工法
従来工法

空頭制限下での施工に特化した専用機「クリアパイラー」

低空頭専用機「クリアパイラー」は、付属の吊込装置を用いることで杭材建て込み時に必要な作業空間を圧縮することができます。また、専用に開発されたチャック機構により、杭材の建て込み位置をより低くすることで、杭材の長さを最大限まで長くすることができるため、より効率的に施工することができます。

空頭制限下での施工に特化した専用機「クリアパイラー」

橋梁工事

橋梁工事

従来工法では施工困難な空頭制限下においても、クリアパイラーを用いることで、橋梁の架け替えやを切り廻しを行うことなく仮締切を構築することができ、現況を維持したまま工事を完了できます。

河川工事

河川工事

河川改修工事において水管橋や道路橋、上空架線など、上空障害物のある箇所でも移設・撤去を行わずに河川護岸を構築できます。

桁下施工時の最大建て込み長の算出方法

桁下施工時の最大建て込み長の算出方法

最大建て込み長 = h - a ーb

  • h:上空クリアランス
    (杭天端~上部障害までの距離)
  • a:建て込み可能高
    (CL70は200mm、CLF120は300mm)
  • b:上部障害からの離隔
    (※現場条件による)

仮設レス施工を実現したGRBシステム

GRBシステムは、完成杭から反力を得る「圧入原理」を応用した施工システムで、杭の搬送・建て込み・圧入など圧入施工の全工程を完成杭上だけで完結させることができます。全ての機械装置が完成杭をつかんで自立しているため転倒の危険性は無く、工事の影響範囲は杭上の機械幅のみにまで抑えられます。
水上、傾斜地、不整地、狭隘地、低空頭地でも仮設桟橋や仮設道路など一切の仮設工事を不要とし、本来の目的である本体工事だけを効率的に行う“仮設レス施工”を実現しました。

仮設レス施工を実現したGRBシステム

標準機械配置図

GRBシステム施工

仮設レス施工を実現したGRBシステム
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